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映画
『太陽を盗んだ男』

先月末、たった2本の長編監督作品を残し、長谷
川和彦が世を去った。たった2本の映像作品です
が、そのひとつ『太陽を盗んだ男(1979)』
は強烈でしたね。当時、あべのにある小さな映画
館で観た時の驚きと興奮を忘れることはない。中
学校の理科教師が自宅で原爆をつくり、国家を相
手に荒唐無稽な要求を突きつけるピカレスク・ロ
マンの傑作です。当初はタイトルを『笑う原爆』
と決めてたそうですが、配給会社(東宝)が難色
を示したそうな。監督自身が原爆投下の5か月後
に生まれた胎内被曝者だからこそ、当初の際どい
タイトルに意味があったとも思うのだ。幾つもの
タブーに挑戦した映画でもありました。日本でも
こんな映画が出来るか、画面からはみ出るほど凄
まじいエネルギーを放つ怒涛の149分。ぶっ飛
びましたよ。たったの2本、次作が見たかったね。












