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『南洋標本館』

本書、推薦文より すさまじい傑作、これを二作
目の作家が書いたことが信じられない。南洋の熱
夢のような、稀有な読書体験だった。こんな本に
一生に何度出会えるだろうか。 ふたりの植物学
者の数奇な運命を、大正から昭和の台湾を舞台に
史実を題材としたフィクションです。国に翻弄さ
れ、政治に流され、戦争に消費された時代のなか
で、夢を見たふたりの植物学者の生きざまを熱く
冷静に書き切った若き著者・葉山博子。恐るべし。