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ひろしま
テレビ番組
『広島グラウンドゼロ』
８月６日に放映された『広島グラウンドゼロ』を
みる。原爆の炸裂によって、ほとんどの命が一瞬
で奪われた「爆心地・グラウンドゼロ」。爆心地
から半径５００メートル内にいながら、奇跡的に
生き延びた７８人の詳細な記録が広島大学に残さ
れていた。１１０時間に及ぶ証言テープに刻まれ
ていたのは、彼らしか語ることのできない爆心地
の衝撃的な光景。証言をもとに、生涯での記録を
最新科学で検証する。（被害）濃度の濃い場所で
なにが起こっていたのか、核兵器が人間をいかに
破壊していくか、極限の真実がはじめて浮かび上
がってきた。わたしの実家は半径１０００メート
ル範囲にありました。そこに祖父、祖母、父親と
その姉（伯母）が暮らしてました。投下後、父親
たちは焼け落ちた自宅から離れた場所へと避難し
ましたが、祖父はその夜、家族の帰りを自宅のあ
った場所でひと晩すごしたそうです。随分と年月
を経て伯母から実相を聞く。祖父は８月の終わり
を待たずに逝きました。父親からは生涯一度も聞
くことはありませんでした。現在８９歳の母親に
以前は被爆の話を聞きたいと何度も頼んだことが
ありますが、聞きたいと言えなくなりました。あ
の日、広島の市民は誰もが地獄を経験したのです。
