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独り言
『寒サ二マケズ』
寒いわあ、寒っ。この冬一番の寒気襲来に、寒さ
に強いハズの酒場店主もこの事態には参りました
よ。昨日、ワンコたちを散歩に連れて出るも、あ
まりの寒さなのか、この子たちは動きません。仕
方がないので両脇に抱えて歩いてると、突風で被
ってた帽子が飛ばされ、手を緩めた瞬間、上の子
がするりと地面に堕ちました。えぇえ、大丈夫か。
上手く着地したので、なにもなく胸を撫で下ろす。
この日の風は恐ろしく冷たく痛い、まるで凶器だ。
そのまま自宅へ急ぐ。その後、大阪に向かうも鉄
道沿線の火事で快速電車は大幅に遅れ、各駅ごと
にドアが全開となる普通電車に。寒いわあ、寒っ。
これは罰ゲームか。踏んだり蹴ったりで酒場まで
辿り着く。夜は夜で、一層の底冷えです。暖房の
温度あげ、お客さんの来店を待つ。おおっ、常連
さんが来ましたぞ、ありがたい。しかし、この寒
さは難儀やね。上着は３枚まで、パッチも穿かず
老骨に鞭打ち耐えてますけど、さすがにキツいわ。
