Category
酒場
『雨降る静かな夜のひとコマ』

雨降る深夜、静かな酒場に階段を降りてくる足音。
扉を開けたのはひとりのおじさん。足元おぼつか
ない感じで「1杯、いいですか」に「どうぞ」と
受け入れる。前回は入口で入店をお断りしました。
随分と前から当酒場に足を運んでいただいてます
が、何度かの入店拒否と退場の経験者です。悪い
ヒトではありませんが、ちょっと面倒なヒトでは
あります。どう対処するかは酒場店主の判断とな
る。「嫌われてるかも知れんけど、ボク、マスタ
ーのこと好きやねん」「はあ、ありがとうござい
ます」。午前1時、雨降る静かな酒場のひとコマ。