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ひろしま
『夏の花』

広島は今日、79回目の原爆忌を迎えた。本棚の
奥より原民喜の『夏の花』を引っ張り出す。著者
自身の被爆体験を基にした作品です。原民喜の生
家の正面に我が家がある。小説より、その日の惨
状を知ることが出来る。現在、読み掛けてる本は
一旦おいて『夏の花』を手に取る。あの日、きの
こ雲の下のこの町で何が起こったか、いちばん近
い視点でみた幟町(のぼりちょう)の光景をこの
夏も追ってみる。今日という日は被爆二世である
自分自身の立ち位置を再確認する日でもあります。