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音楽
昭和
『今はまだ人生を語らず』
先日、５０年ぶりに、よしだたくろうの『今はま
だ人生を語らず（ほぼ新品のアナログ盤）』を格
安で購入。深夜の酒場で針を落としてみる。１曲
目に「ペニーレインでバーボンを」。当時、中学
生のワシはバーボンの味など分かるハズもないの
に分かったような顔して聴いてた記憶がある。２
曲目はアルバムのタイトルでもある「人生を語ら
ず」。当時、３０前のたくろうは、こんな詞を書
いてたのかと改めて驚かされます。その内容がね、
大人なんだよ。Ａ面からＢ面へ、憶えてる曲もあ
れば、そうでないものもある。アルバム・クレジ
ットには、作詞家を含めそうそうたるメンバーの
名が。この時代のミュージシャン（井上陽水や荒
井由実、矢沢永吉ら）は若者なのに大人であった
ように思われます。明日、またひとつトシを重ね
る自分を客観視してみる。ワシに「人生を語る」
日は来るのやろか、どうなんだろね。初老のオヤ
ジですが、その境地には遠いな。その資格もない
な。と思うこの日なのだ。今はまだ人生を語れず。
