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プロレス・格闘技
『１９８６年の前田日明』
ふらりと寄った『BOOK OFF』で、えらいもんを
見つけました。そのタイトルに『秘蔵 新日本 VS
U.W.F.』とある。ジャケットには「禁断にして伝
説の闘い 前田対アンドレ戦」のコピーが。こん
な映像ソフトが販売されてたなんて、知らなんだ。
２００４年の発売だ。そうでしたか、知りません
でしたわ。ジャケットの裏に１９８６年度の激闘
６試合の紹介。えっ、目を疑いましたぞ。『前田
日明対ドン・ナカヤ・ニールセン』の異種格闘技
戦も収録されてるではないか。前田とアンドレと
の【プロレスにならないプロレス（目の上のたん
こぶ・新日サイドによる前田潰し）】よりも、ワ
シとしてはこちらの方がはるかに価値があるのだ。
なんと言うても、アントニオ猪木から『格闘王』
の称号を奪った記念すべき一戦ですぞ。試合前の
前田の「ゴンタ顔」を見よ。何とも言えん、実に
ええ面構えです。試合は５ラウンドに前田が勝ち
を拾いましたが「ええ勝ち方」とは言えませんで
したね。しかしながら、この日を境に『異種格闘
技戦』と『前田日明』の見かたが変わったエポッ
クメイキングな出来事やと、昭和のプロレス好き
は今も語るのです。１９８６年の前田日明を見よ。
