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『バーンスタインを読む』

レナード・バーンスタインを読む。と言うても何
を隠そう、その名前は『ウエストサイド物語』の
作曲家であるとの知識くらいしかない。もちろん
本書に関する知識もありませんでした。書店店主
の強い薦めがあり、それでは・・と手にした次第
です。しかし、読み始めて思いましたよ。これは
ワシが読む本とちゃうやん、なんで? 途中で止
めようかなと思ったこと2度。それでも最後まで
読み切ると、なるほどそう言うことですか、と納
得する。不思議な感覚の一冊でした、この手の書
籍を手にするのは初めてです。アメリカ議会図書
館に人知れず眠って(保管されて)いたふたりの
日本人からの手紙が語りはじめる物語(実話)で
す。ノンフィクション作家・堀川恵子の書評より
個人の手紙は本来、公開にはそぐわないものだ。
すべての関係者と時間をかけて信頼を結び、唯一
無二の物語を世に出した著者の熱意に感謝の拍手
を送りたい。読み終えたばかりのワシも同感です。