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本
『教誨』

昨年末よりヘヴィなノンフィクションが続いたの
で、この辺でちょっと休憩。と手にした一冊。秋
田県で起きた児童連続殺害事件をモチーフに女性
死刑囚の「こころ」に迫る犯罪小説です。休憩と
いうには重たいテーマではありますが、文字の大
きさ、頁数から一気に。児童を殺害した死刑囚の
罪は重い。しかし、その罪は彼女ひとりが背負わ
なければならないものだったのだろうか、周りの
環境がヒトを変えることもある。一方向で事件を
捉えることの危険性を考えさせられる内容でした。