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酒場店主のブログ

『台北野球倶楽部の殺人』

本書の紹介に【時刻表を駆使したアリバイ崩しと
台湾の現代史に刻まれた悲劇をめぐる人間ドラマ、
松本清張を彷彿させる傑作ミステリ】とある。そ
ういわれると、読んでみたくなるやんか。松本清
張の『点と線』にヒントを得たであろう時刻表の
トリック、日本統治下(1938)の台湾が舞台
の社会派ミステリいうのも魅力だ。野球愛好家の
集まりから殺人事件という物語の展開に、以前に
みた台湾映画『KANO  1931  海の向こうの甲
子園』を思い出し、これはワシに読んでほしい本
やな。と勝手に決め込む。本格ミステリとしての
物足りなさはありましたが、日本統治下の台湾を
舞台とした物語(歴史)に僅かながら知識を得る。