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『再読・路地の子』

書店の文庫本売り場にて「おやっ、これは」と本
書を手に取る。ほう、文庫になりましたか。3年
ほど前、一気に読み切った一冊だ。中学3年生の
主人公(著者の父親)は高校には進学せず、自ら
の腕だけを頼りに、天職と信じた『食肉』の道へ
と進み始めた。時に暴力も辞さない『突破者』と
恐れられ、利権団体や共産党、ヤクザと渡り合い
ながら伸し上がってゆく一匹狼のノンフィクショ
ン、その強烈なエネルギーに圧倒されます。緩い
この時代にガツンと一撃。再読も、熱さ変わらず。