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テレビ番組
『渡辺恒雄 戦争と政治』
昨晩のNHKスペシャル【渡辺恒雄 戦争と政治】
は、７０年に渡り戦後政治を見続けてきた男、戦
後政治を知りすぎた男がその内幕を語る貴重な番
組でした。吉田茂から中曽根康弘に至るまで、そ
の知られざる政治の舞台裏が赤裸々に語られ、渡
辺の証言から浮かび上がるのは歴代首相の『戦争
体験』が戦後の日本に与えた影響であり、渡辺に
とっての『政治を見つめる原点』も、軍隊の理不
尽さを痛感した『戦争体験』でした。戦争の記憶
が薄れゆく今日、戦後の日本が『戦争』と、どの
ような距離感のなかで形成され、現在の日本にな
にをもたらしているのか、ナベツネの発する言葉
から戦後（昭和）史が紐解かれる。その言葉のな
かでも「リアリストになんなきゃ、政治の裏は分
からないもん」に当事者の説得力が。見応えあり。
あの男、岸信介の孫は見てたやろか？ お前やで。
