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酒場店主のブログ

映画

『映画の奈落 完結編』

先週の週刊文春(たぶん)書評にて、本書『映
画の奈落』が目に留まる。1977年公開の実
録ヤクザ映画で、公開直後にそのモデルとなっ
た組長が映画と同じシチュエーションで殺害さ
れた『北陸代理戦争』にまつわるノンフィクシ
ョンです。作品をめぐる男たちの壮絶な生き様
の数々を浮き彫りにした骨太の一冊。当時の実
録ヤクザ路線の作品は、ほぼ網羅したワシなの
ですが、この作品は観てなかったなあ。本書で
の壮絶な実話も知りませんでした。当時の東映
は、菅原文太が押しも押されぬエースでね、本
作主演の松方弘樹は、そこまでの力量には欠け
映画館まで足を運ぶに及ばなかった。との記憶
あり。しかし、コレは観なければ・・怒涛の大
作を一気に読み切った後、映像ソフト『北陸代
理戦争』購入。この曰く付きの作品を最後に監
督・深作欣二はヤクザ映画を撮るのをやめたと
いう。本編は明日、自宅【垂水東映】にて上映。