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酒場店主のブログ

独り言

『バトンのような』

先週末(6月1日)より、当酒場にて企画展
【真夜中の写真館】が始まりました。一昨日
の早朝、企画展に参画していただいた建築家
橋本健二さんの突然の訃報を聞く。アタマの
中が整理できないまま、昨日、お通夜に参列
し、新町に戻ると、店の前に若い女性が立っ
ていた。「この店に来られたのですか」尋ね
ると「写真展を見に来た」と。喪服を着たま
まなので、準備をするから10分ほど待って
欲しいと伝える。聞けば大阪芸大の『空間デ
ザインコース』の学生さんで、橋本先生の教
え子にあたる。故人の【Facebook】より写
真展の存在を知り、この場所まで足を運んだ
と。この日は同じような理由で、初めてこの
酒場に来ていただいた方が4名、前日は古く
からの友人が2組も。知らない者同士を繋ぐ
目に見えない『バトン』を渡されたような気
がする。そう思うのは酒場の店主だけやろか。