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『水運史から世界の水へ』
先日、酒場の常連さんから一冊の本をいただ
いた。著者は徳仁・今生天皇。本書はご即位
される以前、昭和６２年に初めて発表された
テムズ川の水上交通の歴史に関する講演から
平成３０年のブラジリアで行った第８回世界
水フォーラムにおける基調講演にいたるまで、
水上交通史や水災害を含む『水』問題につい
て８篇の講演記録です。ご専門は『水運史』
なのですが、水の恵み、水と地球、水と私た
ち。をワシ等のような凡夫にも分かり易いお
言葉で表されてます。本書を読む機会なけれ
ば『水』に関心を持つことは無かったよ。初
めて知る今上天皇の横顔、お薦めの一冊です。
