Category
本
『捏造の科学者』
書店にて、そのタイトルのインパクトに手を
伸ばす。とは言うものの・・ワシには全く無
縁の分野であり、学生時分これほど苦手で嫌
な教科もなかった。それでも読んでみたいと
思ったのは、あれだけ騒動になった【事件】
の真相を知りたかったから。まあ、途中であ
かんようになったら放り出したらええと、ね。
それは生物学の常識を覆す発見のハズだった。
華々しいニュースに世間が熱狂したのも束の
間、論文には次々と疑義が浮上する。一流の
科学者が揃いながら、なぜ捏造が起きたのか。
読み終えて思ったのは、その後の【森友学園
問題】や【免震装置不正】等、不適切なデー
タの改ざんや偽装事件と重なるのだ。分野は
違えど、アカデミックな？組織になればなる
ほど、誤魔化し易いものなのか。なんて穿っ
た見方にもなりますわ。大丈夫か、この国は。 
