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酒場店主のブログ

『事実は小説より奇なり』

先日、再読の【警察庁長官を撃った男】から 間髪を容れず手にした【宿命】。事件の全容 を知る警視庁捜査第一課・元刑事の手記。1 995年3月、國松孝次・警察庁長官が狙撃 された。迷宮入りとなった長官狙撃の真犯人 は60歳を過ぎた老スナイパー。と知りなが ら、事件を指揮した警視庁公安部・幹部はオ ウム真理教に固執し彼等の犯行でなければな らないとする。真相の究明よりも組織の論理 を優先した【真実】は何処へ、警察の本分と はいったい何なのか。本書にて真犯人が元刑 事の手を借り、嘘で固められ封印された【真 の当事者によって暴かれる長官狙撃事件の真 相】を後世にのこす。事実は小説より奇なり。