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2018.05.27
本
1490
『再読・未解決事件』
読み終えた本の再読がワタシの中でブームと なっている。【愚か者死すべし】に続き、本 棚の奥から引っ張り出したのは【警察庁長官 を撃った男】。先月の文藝春秋【警察庁長官 狙撃真犯人「捜査秘録」】をみて、8年前に 読んだ本をもう1度、読み直したいと思った。 1995年3月、國松孝次・警察庁長官が狙 撃された。警視庁は当時の社会情勢等からオ ウム真理教団による組織的テロとみて警察の 威信をかけた大捜査を展開するも、被疑者等 が起訴されることはなく捜査は迷走する。執 念の捜査の末にたどりついたのは、ひとり老 スナイパーだった。この老人こそが真犯人で ありながら立件されることはなかった。犯人 はわかっていた・・のに、警察上層部のある 目的のために捜査は封印され事件は時効をも って葬り去られた。まるで映画か漫画のよう な【未解決事件】の謎を紐解く一冊。読み応 えあり。この老スナイパーを実際に取り調べ た元警視庁刑事・原雄一がこの3月に上梓し た【宿命】は、本書以上に説得力があるとの こと。読んでみる必要がありそうだ。ぬうう。
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