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独り言
『南大阪線に乗って』
２月・第１日曜日の朝。１５年前より年
に１度、突然死した親友の墓参りに羽曳
野の地に立つ。【近鉄南大阪線】に乗る
のもこの時だけ。亡くなった親友とはこ
の南大阪の地で２年間ほど一緒に暮らす。
あれから３０数年・・町の表情も随分と
変わりましたが、墓地と手前の中学校は
以前のまま。墓地に向かう間、３０数年
前の景色を思い出す。と同時に友と過ご
した２年間も。佇むわずかな時間、あの
時分に戻ることが出来る。この１年の報
告の後、また会いに来ることを約束する。
