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酒場
『おおっ、君はハシモト君！』
『おおっ、君はハシモト君やないか！』
昨年５月、ローリングストーンズの【サ
ム・ガールズ】ジャケットのプリントシ
ャツがどーしても欲しくて、探し求める
こと７年。たどり着いたのがワタシのブ
ログ、このブログを頼りに三重県より当
酒場まで。話を聞き、シャツはプレゼン
ト。そのハシモト青年、３度目のご来店。
遠方より新年のご挨拶に。『もっと早く
ここに来たかった』と申し訳なさそうに
話すハシモト君。礼を欠く大人がいる中、
彼の律義な姿勢に、新年のええお年玉と
なりました。ワシはこの手の誠意に弱い。
あの日から昨晩までの話を聞く。シャツ
を着て外に出たおかげで、いろんな人に
声を掛けられ、またおもろい経験も。楽
しそうに語る２４歳の青年。おおっ、そ
うかね、そら良かった。おっと、ワシは
この子の爺さんになってるぞ。なかなか
来れないので・・そんなに強くはないと
言う酒を何杯もお代わりする青年に、店
主は上手な酒の飲み方をレクチャーする。
きちんと挨拶をして酒場を後にする彼に
お礼を言うのはこちらの方。と階段を上
がる後姿にアタマを下げる。ありがとう、
ハシモト君。またおいでや、待ってます。 
