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酒場店主のブログ

酒場

『BAR swallowtail』

先日の新聞にて、末期の肺がんを患いな がら広島市で経営する酒場で【被爆者の 証言を聞く会】を開いてきたバー・マス ターの死去を知る。2006年から広島 の原爆忌(8月6日)にちなみ、毎月6 日に被爆証言を聞く会を開いてきた。今 年の1月、末期の肺がんと診断され入院。 その後は友人らが交代で店を開け、証言 を聞く会も続けてきた。そうです。この バーの存在は以前より気になってました。 そのバーは【swallowtail】と言う。昨日、 伯母の一周忌で帰省。午後9時過ぎ、そ の場所に向かう。実家から歩いて10分 とかからない歓楽街の真ん中にある店は 直ぐに見つかった。雑居ビルの1階奥の バーの扉には『ありがとう洋次郎』の文 字が。手前に扉を引いてみると鍵がかか っていた。友人の誰かが店を開けてると 思ってたのですが、扉は開かず。今は亡 き店主・富恵洋次郎さんに会うことは出 来ませんでした。故人の酒場に臨場した いと思ってた。空気を感じたいと思った。 残念ながらその扉は閉じられたままでし た。次回、帰省の際にまた寄ってみよう。