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酒場店主のブログ

映画

『太陽を盗んだ男』

6月刊行予定の【酒場回帰マガジン】製 本作業は今週末のデータ入稿を控え、一 応、作業に落ち着きをみせる。少し時間 が出来たので、久しぶりに自宅で映画を 見ることにした。何にしよう・・手に取 ったのは1979年度作品の【太陽を盗 んだ男】。原爆を作って政府を脅迫する と言う奇想天外なアイデアの邦画の逸品。 従来、原爆を素材とした映画は被害者の 側に立つスタンスでつくられてましたが、 この作品は加害者の側に立った上、スケ ールの大きなエンタテイメントに仕立て た不謹慎極まるものでした。犯人の政府 に対する要求も、当時としては実現する ことなど夢のまた夢と思われていた【ロ ーリング・ストーンズ日本公演】や【プ ロ野球のナイター中継を試合終了まで】 と言う、何とも洒落の利いた脚本に痺れ たもんです。また、既成概念を打ち崩す 国会議事堂、皇居前、渋谷の雑踏でのゲ リラ的な際どい演出も実に新鮮でしたね。 GW明けは、この作品からスタートです。 今のワシに必要なのは、この感覚なのだ。