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酒場店主のブログ

プロレス・格闘技

『1984年のUWF』

1月27日、首を長くしてこの日を待っ た。この日、刊行された【1984年の UWF】。著者は【1976年のアント ニオ猪木】の柳澤健。購入後、昨晩まで に読み終える。読み終えた感想は・・な んや、おもろな。傑作ともいえる、猪木 の記録本とは比較の対象にすらならない。 【1976年のアントニオ猪木】で猪木 を丸裸にした著者のキレは本書にはない。 以前の書物からの引用ばかりか、対象と なる団体、また所属してた選手からの取 材もなく、現場のにおいと言うものが伝 わってこないのだ。昨年、同じテーマで 刊行された波々伯部哲也の【週刊ファイ トとUWF】の臨場感からは、ほど遠い。 掘り下げ巣材乏しく過去の寄せ集め資料 から成る本書。団体のガチンコ疑惑の全 貌を暴いたつもりなのだろうか・・反対 に、著者の薄っぺらい化けの皮が剥がさ れた感じだ。柳澤健、UWFに破れたり。