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『娯楽映画の向こう側』
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2016.10.27
映画
1368
『娯楽映画の向こう側』
チャップリンの【独裁者】をみる。創刊 号のみ799円のアレです。ワシも好き やな。1940年、アメリカで公開され た本作は、当時のアドルフ・ヒトラーの 独裁政治を批判また風刺しつつ、ヨーロ ッパにおけるユダヤ人の苦境をコミカル ながらも生々しく描いた彼の代表作です。 その前年、第二次世界大戦勃発直後、ナ チスがポーランドの大部分を占領し、ユ ダヤ人は近隣国へ安全と平和を求め移動。 当時は、日本もアメリカも未だ戦争には 参戦してません。しかしながら映画公開 のひと月前、日本は【日独伊三国同盟】 締結。翌年、諸々の交渉決裂により日米 開戦へ。そんな情勢の中での公開でした。 チャップリンは独裁者・ヒトラーをパロ ディとして、この作品が示した【批判】 の眼差しを娯楽映画で表し、世界の人々 に見せたこと自体に大きな意味があった とされてます。【娯楽映画】の向こう側 を知れば、歴史の見方も変わってきます。 危険を顧みず、ナチスのパリ入城の翌日、 同じパリで撮影された本作のラストシー ンの大演説。周囲の反対を押し切り、平 和への戦いを6分間のフィルムに焼き付 けたそうです。今に語り継がれる、人類 史上に残るあの名シーンが生まれました。 歴史と映画を重ねてみると・・その向こ う側の真実が見えてきます。映像は語る。
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