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酒場店主のブログ

『コンビニ人間』

コンビニ この度の芥川賞作品【コンビニ人間】を 読む。うん、面白い。近年の受賞作品の 中では一番面白かったと思う。主人公は 36歳の未婚女性。大学卒業後も就職せ ず、コンビニでのバイトは18年目。現 代の実存を問い、正常と異常の境目がゆ らぐ衝撃の【リアリズム小説】との解説。 意外な・・との表現が適切なのだろうか。 ええ意味で違和感を覚える、この度の受 賞作品。コンビニエンスストアは、音で 満ちている。から始まる本文。既にこの 世界(コンビニ)に足を踏み入れている のだ。村上龍の【選評】がすべてを語る。 コンビニは【町の本屋さん】の敵なのに な。困ったな・・複雑な感じの受賞作品。