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酒場
『Enigma's door』
昨日、月曜日は本来ならば定休日なので
すが、休日返上で営業いたしました。と
言いますのも恥ずかしながら先週、１年
ぶりの【ボウズ】を経験する。昨夜は店
主ペナルティの営業でした。働かざる者
休むべからず。自分自身に腹が立ちます。
その日・・人の出入りがないコト、ドア
が開かないコト、飲食業として考えます。
１５年目のこの稼業、今までドアが開か
なかったコト数回・・閉店時間までその
ドアを見つめる。見つめても誰も来んわ。
酒場という空間で、一番の愛着あるのは
この【ドア】です。手垢と傷でペンキは
剥げかけ・・しかし、塗り替えや意匠替
え等、考えたことはない。開業以来、酒
場を語るは【ドア】にある。と店主は知
っている。それが自身を映す鏡であると。
