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酒場店主のブログ

ひろしま

『盛り場ブルース』

森進一の唄に『盛り場ブルース』と言うのがある。 この唄を深夜の酒場で聴くと幼少の頃(6歳)を 思い出すのだ。 あの頃、ワタシは盛り場が大好 きなおかしなガキやった。 夜のネオンに着飾っ た化粧臭いおねえさん、鼻にツーンとくる盛り場 独特の匂い。 ああ・・たまんねえ。  歌詞のなかに広島の歓楽街を示す『薬研 八丁 本 通り』とあり、ワタシの家からこの『薬研掘』は 目と鼻の先で、幼稚園から帰ると家のカネを盗み、 ひとりで親に見つからないよう毎日、盛り場をう ろつくのでした。相当ませた困ったガキでしたね。 酒場店主のルーツはここにあるのかなあ。と深夜 お客さんが帰り、誰も居なくなった店でこの唄を 聴く度に、昭和40年代良き『盛り場』の匂いや 情景を思い浮かべるのです。