Blog
酒場店主のブログ

日記

『海に沈む太陽』

梁石日(ヤン・ソギル)らしくない?長篇青春小説。  この人の作品は泥臭い表現とけっこうキツい描写で、胃が重く なるようなヘヴィ小説が多いなか、意外やライトタッチで新鮮 な一面が伺える作品。 やや軽い?ライトヘヴィな感じ。 小説の主人公は若き日の『黒田征太郎』。 クロセイと言えば 『K2』。 芸大学生の頃『K2』の展覧会を見に行き、その 豊かなセンスに大いに刺激を受けたのが懐かしい。 なにを隠そう・・センス溢れる?ワタシの色彩感覚のお手本は、 この人たちなのだ。 意外な色の組み合わせ、メリハリある色 の組み合わせ。 よう勉強(パクら)させていただきました。  『果てのない果てへの旅』の過程は興味深くおもしろい。もっ と掘り下げたところまで知りたい・・と思う一冊なのだ。