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酒場店主のブログ

日記

『ルパンの消息』

横山秀夫のデビュー作である。 改稿されたとは言え、 アマチュア?の粗っぽさと熱さが残る、ええ作品です。 『高校生』が主となって物語は展開。15年後に卒業 前に起きた事件の時効寸前、24時間のなかで隠され た幾つものドラマが展開されるのです。   この処女作から、著者今日の『力量』が予測されます。 終盤40ページでは著者のサービス満載の『隠し技』 がいっぱいだ。 落とし所で・・キレイに落とします。 『昭和』時代の、ちょっと青臭く・・同時代の懐かし さを共感・共有できる『幻の傑作(処女作)』なのだ。 同年代の人に、お勧めの一冊です。