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酒場店主のブログ

日記

『栄光なき凱旋』

この日記を見ていただいてる複数の方から『最近、 読んだ本の感想を書いてないね』と言われました。 書かないのではなくて・・書けないのです。 今、 読んでる『栄光なき凱旋』は【上・中・下】巻に 分かれていて未だ【中巻】半ばなのだ。 しかも、  各巻約500ページで・・【下巻】は来月発売だ。 では、読んでるモノが、どんな小説かとの言いま すと・・1941年、日本軍が突然の真珠湾を攻 撃したことから、ロスとハワイに住む日系人の若 者3人の未来を暗転させ、彼等日系2世の運命を 描く、青春群像巨遍なのです。 著者は真保裕一。 日系人であるが故に、日本とアメリカ、二つの祖 国の狭間で、窮地に立たされた知られざる日系人 の葛藤と苦悩が表されてます(未だ途中ですが)。  注目すべきは・・著者の描こうとする日系アメリ カ人の『視点』なのです。 フィクションですが 知っておきたい、知らなければならない『史実』 を読んでみたかったのですよ。 ワタシと同世代で、今までの作風とは明らかに異 なる著者・真保裕一の『思い』に共感するのです。