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酒場店主のブログ

野球

『迂闊にも』

昨日、発売された『文藝春秋』を購入、 さっそく大阪に向かう電車の中で読み 始めた。 ページを捲ってると、ある 一文に目が止まり、それを読み終えた 瞬間、迂闊にも涙が溢れそうになった。   先月、亡くなられた読売ジャイアンツ 『木村拓也』コーチの思いを・・清武 英利・球団代表が書き記した一文です。 本来、カネにモノを言わす、この球団 のコトは好きになれなかったのですが、 近年の生え抜き選手の成長や、投打の バランスの良さ、選手層の厚さ、監督 の采配には目を見張るモノがあります。 そのなかで、選手として苦労の絶えな かった『木村拓也』に、球団代表とし て19年の選手生活の終わりを言い渡 し・・指導者に迎え入れた経過と、こ れから彼に託そうとした『夢』、また この『夢』が叶わなかったコトの無念 さが記され、目頭が熱くなったのです。 不器用な彼の人生の最後を看取った代 表の厚い思いが、文書から伝わります。 この球団への、偏見がなくなりました。