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日記
『１５年』
あの日から、もう１５年も経ちますか。
早朝、帰宅途中の地下鉄のなかで、そ
の時間を迎えました。 あの一日は忘
れようにも一生、忘れられない日です。
あの日、最初に取った行動は、真っ先
に『出口』を確保したコトです。 無
意識のうちに玄関の扉を開けてました。
生命の危険にさらされるような恐怖を
味わったコトは、勿論はじめてでした。
その日の夜、夜通し鳴り響く消防車や
救急車のサイレン、長田方面から降っ
てくる『灰』が、駐車してた車に積も
って行く様をみたときの恐怖は、カラ
ダとココロに・・今でも刻まれてます。
寝れない夜・・いつでも逃げれるよう、
枕の横に『靴』を置いたのも生まれて
はじめての経験でした。
時間の経過により、１月１７日と言う
日が風化されて行くのは、もっと怖い。
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