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酒場店主のブログ

日記

『二つの祖国』

今年・・2作目となる山崎豊子。 現在、 読んでるのは『二つの祖国(全4巻)』 の3巻目。ストーリーは、日系2世の主 人公が太平洋戦争によって・・日米・二 つの祖国の間で身を切り裂かれながらも アイデンティティを探し求めた在米日系 人たちの悲劇を描いた作品。と、ある。 只今、3巻目の途中ですが、この3巻目 は・・それまでの2巻とは少し文体が異 なり【東京裁判】での描写は、参考とし た資料をほとんど脚色せず作品に反映さ せた感じが否めないのです。 恐らくこ のような文体が著者に『盗作』疑惑があ ると言われてるコトやな。と思うのです。 また、この【東京裁判】での描写に於い ては・・同じ著者で小説【不毛地帯】の 主人公モデルとされる『瀬島龍三』が実 名で登場したのには驚かされた。  読みはじめに予想したモノとは異なった 展開になってきましたが・・このあとの 完結まで、どう転がって行くのか、今年 2作目となる【大河巨編】堪能してます。