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酒場店主のブログ

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『二冊の武蔵』

数年前に読んだ、吉村昭の【戦艦武蔵】。 この度、その建造から沈没に至るまでの 取材記録を時系列にまとめた【戦艦武蔵 ノート】を読んでみた。敗戦まで、戦争 は悪ではなく、むしろ正論を通すための 正当な行為である、戦時中の国民の殆ど はそう信じていた。その巨大なエネルギ ーの象徴としての【戦艦武蔵】、国民が 一体となって戦争を遂行したのではなか ったか。そうした過去の史実を明らかに し、戦争の核心を解いた【戦艦武蔵】と 【戦艦武蔵ノート】、読み応え有りです。