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独り言
『懐かしい声』
小学校の同級生だったフジイタカシ君か
ら突然、電話が掛かってきた。突然の電
話に、誰か同級生が亡くなったのやろか、
それか、なんや・・如何わしい商品を買
って。の電話やったらどうしよ。と思い
ながら出てみる。この20年間で3回く
らい、その存在を忘れてる頃に突然、掛
かってくる。不思議なヒトだ。何のコト
はない、フツウの電話でした。彼は恐ろ
しく運動能力に長けた少年でした。忘れ
もしない、小学校6年生のときの運動会、
そのクライマックスとなる6年生の組対
抗リレー、ワタシも彼も、その名誉ある
アンカーを勤めました。が、大歓声のな
かゴール寸前、怒涛の勢いで後ろから迫
ってくる彼に抜かれてしまったのだ。カ
ッコ悪かったなあ・・ワシ。彼の声を聞
きながら、そのシーンを思い浮かべまし
た。彼とは、もう30数年間、顔を合わ
せてないのだ。あのときのヒーローは今
はフツウのおじさんやそうです。懐かし
い声の向こうに、あの日のワタシが居た。