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本
プロレス・格闘技
『１９７６年のアントニオ猪木』
ひと月前に【猪木ＶＳアリ】伝説の異種
格闘技戦・映像を見て・・再々読となる
本書。１９７６年、猪木が生み出した最
大のファンタジーがアリとのリアルファ
イトであり、その強い影響を与えたのは
ワタシ等（当時からの）プロレスファン
でした。猪木が予定調和を拒否してリア
ルファイトを仕掛けたコトは常軌を逸し、
また、アリもリアルファイトを承知した
のは現実世界ではあり得ぬこと。でした。
当時【世紀の凡戦】と酷評されましたが
日本のプロレス、格闘技は以後３０数年
もの間、魔術師・アントニオ猪木の作っ
た巨大なファンタジーの中に棲息するコ
トとなったのであった。本書は１９７６
年のアントニオ猪木、奇蹟の記録なのだ。
（文面箇所、文庫本あとがきより抜粋）
