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独り言
『１９８６年』
数日前より、沢木耕太郎の【２４６】を
手にする。名作【深夜特急】前夜となる
１９８６年、１月から９月を切り取った
日記のようなものです。半分まで進んだ
ところで・・自身の１９８６年と重ねて
みた。当時、２６歳のワタシはその年の
１０月末日で会社勤めと言うものから離
れ、明くる年までの２ヶ月間、定職に就
かず、何処にも属さないこの時期でした。
この頃より【髭】を生やすようになりま
した。ひとつは自由の象徴として。もう
ひとつの理由は、この時期より髪の毛の
後退が気になり始め、それを誤魔化すた
めにね。今から２８年も前になりますか。
と言うコトは髭が無い年月より、髭を生
やしてる方が長いワケやね。へええ、そ
うなのかあ。この日記のような書物から
時代の背景が見えてくる。時代はまだ昭
和なのだ。【深夜特急】の前夜でありバ
ブル経済、前夜でもある１９８６年です。
