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酒場店主のブログ

独り言

『責任の行方』

理化学研究所の調査委員会は「STAP 細胞がなかったことはほぼ確実」との見 解を示す。STAP狂想曲は終結となり ましたが、当初は「リケジョ」等、持ち 上げるだけ持ち上げ、雲行きが怪しくな ると批判する側に話題をすり替えてきた メディア。思えば、初報の理研発表の報 道は戦時中の【大本営発表】そのままで あり、なされるべき科学的裏付けを確認 する取材は何処ともなかったように思う。 また、ワタシたち国民もその報道に踊ら されましたわな。ここにきて、伊丹万作 (伊丹十三の父親)の【戦争責任者の問 題】が重なる。あの太平洋戦争の責任は 日本国民みんなにある。と。当時、国民 の多くが戦争は【国】に騙されたという。 では、騙された側は責任はないのか。メ ディアも国民も「騙されるということ自 体がすでに一つの悪である」と説く。こ の度の「STAP細胞」騒動も同じこと が言えよう。この騙されやすさ。は、ど うも日本人の特性のようです。来年、戦 後70を迎えますが、その根底にある資 質は変わってないように思う。日本人と はなんぞや。を再確認するこの年末です。