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酒場店主のブログ

『最後の手記』

今月の文藝春秋に【高倉健 最後の手記】 と沢木耕太郎の追悼寄稿が掲載されてる と知り、読んでみたくなった。最後の手 記は「僕は、志があって俳優になった訳 ではない。思いもよらない変化をかいく ぐりながら出逢った方々からの想いに応 えようと、ひたすらもがき続けてきた」 で締められ、亡くなる四日前に編集部へ 届けられたそうです。その手記はこの国 の先人の言葉として、遺言として読む者 の心に響く。また、沢木耕太郎の追悼寄 稿は、この人らしい視点から故人とのエ ピソードを交え、俳優であり、人として 【高倉健】を表してます。書店に飛び込 んだときに求める本は既に売り切れ、そ こから三軒を回り入手。『読めよ』と命 じられたようにも思える手記と寄稿です。