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本
昭和
『原爆投下』
８月６日を前に【原爆投下】を読む。陸
海軍の諜報部隊は２度の原爆投下を前に
Ｂ２９の不審なコールサイン傍受の事実。
広島の状況から軍事に全く感知しない素
人が米国の意図を見抜き、長崎に迫る危
険を感じていた事実。原爆搭載機接近の
情報を得ながら何ら対策を採ろうとしな
かった軍上層部。情報使用の形跡はない。
その電波を傍受した諜報部員の話。「日
本は情報に負けたんですよ。武器で負け
る前に情報で負けた。日本軍は腐ってい
た。日本はあんな大きな戦争する資格が
なかった、能力もなかったと私は思う」。
その言葉が全てを言い表している。あの
戦争は何であったか。敵は対戦国よりも
【内】にあったように思えてくるのです。
